佐世保バーガーは、市内の各店舗で販売されているハンバーガーのことを言います。作り置きはせず、注文を受けてから手作りで調理を始めるのが大きな特徴です。一般的なチェーン店とは違い、各店舗オリジナリティに溢れており大振りなハンバーガーは食欲をそそられます。その味の絶品なことから、現地に訪れる方も少なくありません。実際に食べた経験のある方も、ご存知の方も多いことでしょう。終戦後、朝鮮特需の間に米軍関係者から製法が伝えられたのが、その始まりとされています。地元ではチェーン展開をしている店舗もあり、市民には親しまれていた食べ物でしたが少し前までは全国的には知られていないご当地グルメという存在でした。では一体どのように名前が広まり、現在の様になったのでしょう。

全国的に名前が知られるようになった経緯

佐世保バーガーの名前が全国に知られるようになったその端は、あるイベントにあったと言われています。それは、1999年に横須賀市で行われた横須賀、佐世保、呉、舞鶴の旧軍港4都市が参加した交流物産会です。この物産会に市内のハンバーガー店が出店し、ハンバーガーの味を知る海上自衛隊員の方達から懐かしいという声が聞かれ好評を得たことがありました。このことから着想を得て地域の郷土料理として見直されるようになり、市政100周年プレ事業で、日本で最初に生まれたハンバーガーとして広報されていくこととなりました。この活動が実を結びマスコミに取り上げられるようになり、ゆっくりと名前は全国に広がっていきます。さらに全国に直営店や支店が開店されてさらに知名度を上げ、現在は全国区のご当地グルメとなり多くの方に知られる存在になっています。

現在おかれている状況とこれからの予測

現在の佐世保バーガーの人気は一段落しているようです。マスコミに取り上げられるようになり、世間の関心を集め新しい店舗が急増した時期もありました。ですが現在は淘汰が進み、店舗数は落ち着きを取り戻しています。また、一時期は日本の各都市に支店を構えるところもありましたが、現在は撤退しているところも見られます。2007年1月に3年間が有効期限の認定制度が設けられており、この影響もあると考えられるでしょう。拘束力はありませんが、地産地消、信頼性、独自性・主体性。手作り等の項目で審査を行い、認定制度を設けています。できるなら認定を受けている、本物を食べてみたいというのが誰しも思うことでしょう。ですが、味が良いことには変わりはなく、依然として観光で現地を訪れた多くの方がハンバーガーを召し上がっています。このことから、これからも日本のご当地グルメとして多くの方に食されていくと予想されます。